◆ナト・ハトゥール◆◆◆◆◆
アジアと西洋の間を走る巨大交流路、その中間地点にある貿易国。財政は主に貿易によりまかなわれている。
来るもの拒まずの友好的な国民性のため雑多な種族が生活しており、文化・思想に対する偏見はほとんどない。
宗教は自然信仰と思想信仰が混ざっている。特徴的なのは、その中に死者信仰がある。
死者・死神の召喚魔法。召喚された死者には意思が有り、生前の記憶もあるという。
しかしネクローザの信仰を伴わない死者蘇生は死者への冒涜として忌み嫌われている。


▼混沌の大陸▼▼▼▼▼
かつてこの大陸には神とその眷属が暮らしていた。
しかしそれは善神と悪神の戦いの場でもあった。いがみ合う神同士は戦うことによりその領土を奪い合い、多くの血と命を流した。傷ついた両者は深い森に還りその傷を癒すように姿を消した。傷はあまりに深く、神と呼ばれるものの姿はもう見られることは無かった。しかし流された血は大地に滲み、神の血は新たな種族によって紡がれていくことになった。新たな種族達は、その血の巡り会わせか過去の神々の対立を髣髴とさせる戦いを現在も繰り返している。
人間とは別の進化形態をもつ大陸。特に国という分けはなく、それぞれが種族単位で縄張りを持っている。
縄張り争いが起こることも珍しくなく、特に好戦的な種族の多い地域では争いが絶えない。
基本的には縄張り意識が強いため閉鎖的。しかし大陸には数少ないが港があり、他大陸から人間の来航もある。
港には血が薄く人間に近い獣人や魔人が多く、外交的な性格のものが多い。
大陸の特性としては、港のように人間の住む大陸に近ければ近いほどそこに住む人の獣・魔物としての血は薄いが、奥地に進めば進むほど閉鎖的で血を濃く継いでいる獣人・魔人が多い。 そのため、港やそこに近い地域に住む獣人や魔人達は奥地へは足を踏み入れないようにしている。 つまり奥地にいけばいくほど閉鎖的で能力の高いものがいる。
召喚魔法を使用するためには、それと交渉するためこの大陸の奥地へ挑むか、人間の街に現れた獣人・魔人を屈服させる必要がある(対話交渉や実力行使で)。

種族の大まかなわけとしては、
*身体能力に長けた獣人
*知的水準が高く魔法系を得意とする魔人
がある。しかし大陸は地続きのため血の交わりが進んでおり、現在では純血種を見ることはほとんどない。
またこれらは他大陸に移住し、好戦的なものは魔物・妖怪・悪魔など、また友好的なものは妖精・天使様々な呼称を用いられる。